1971年(昭和46年)1月30日朝、大阪府大阪市西区の路上に
停められていた車の後部座席の床で、不動産業・姜旭生さん(40)が
血を流して殺害されているのが見つかった。
車は前夜から停められていて、前日夜8時15分ごろには車から男が降りて去っていくのが目撃されている。
司法解剖の結果死因は首を絞められたことによる窒息死で、全身の40カ所以上を千枚通しのようなもので刺されていた。
殺害状況から複数犯による犯行とみられる。
死亡推定時刻は29日の夜8時ごろとみられるという。
姜さんの背広には現金10万円あまりが残されていた。
警察が姜さんの関係先を捜索したところ、大阪大学の入試問題のコピーが見つかった。
姜さんは刑務所に服役していた過去があるが、刑務所で大学入試問題を
印刷していることに目を付け、看守や元受刑者仲間と共謀して、刑務所で印刷した入試問題を盗み出し、受験生に密売していた事が分かった。
密売グループは数年間で約2億3千万円も荒稼ぎしていたという。
グループは逮捕され、不正を行って入学した学生は入学を取り消された。
しかし、姜さんを殺害した犯人が明らかになることは無かった。