富士の樹海に不用意に近づいてはいけないと言われている。
その理由には自殺の名所として知られている事が挙げられる。
年間何十人もの自殺者や自殺未遂者が相次いでおり、人が最後に行き着く場所は樹海だと謳われるほど。
さらに樹海は磁場の乱れが激しく方位磁針が全く機能しないという話も有名で誤って森の奥に入り込んでしまうと二度と抜け出せないそうだ。
これらの理由が樹海には決して近づいてはいけないと言われる由縁なのだ。
そんな樹海にはある一つの都市伝説が存在している。
自殺未遂者や遭難者が集まり自給自足の生活をしている村があるという噂だ。
死に切れなかった人や思いとどまった人達が密かに集まりその村だけのルールに従って生活しているので村では日本の法律は一切適用されないそうだ。
そして村の秘密が漏れるのを防ぐために一度村に足を踏み入れると外へ出る事はできずに一生をそこで過ごさなければならない。
この世の中で無事に生きたければ樹海には絶対に近づいてはいけない。