鳥取県東部の集落に伝わっていた話
人が死ぬと通夜を行い葬式を出す特に通夜などは急死などいきなり訃報を聞かされて昼夜問わず故人を忍び来訪が続く葬式が済み、四十九日まで明かりを絶やさない寝ずの日々が始まる時に用心が必要になる。
通夜の深夜訪問は特に珍しくも無いが、葬式後から四十九日までの期間の「深夜の来客」は決して迎え入れてはいけない。
それは故人の友人でも知人でも何の縁もない「おのいもん」なのだから。
人の死を察知するとどこからともなく葬式後の深夜にやってくるのです。
人のふりをした「おのいもん」を家に上げてしまうと「立て続けにその家からどんどん死人が出る」と言われている。
葬式が終わっても安心してはいけない、四十九日までの間「おのいもん」には用心しなければならない。