バンコクのサトーン地区、BTSサパーンタクシン駅近くにある未完成の超高層ビル。1990年に着工。元々は49階建て(地上47階と地下2階)のタワーマンションになる予定だったが、1997年に発生したアジア金融危機の影響で建設が中止された。バンコクに数多くある廃墟物件の中でも最も目立つ存在で、廃墟マニアの間では有名な物件。
タイの若者たちの間では「ゴーストタワー」とも呼ばれ、心霊スポットにもなっている。心霊スポットとされる理由だが、この土地はビルが建設される前は墓地だったという噂がある。しかしこの話はあくまで噂の域を出ない。またビルの西側にあるワット・ヤーンナーワー寺院(Wat Yan Nawa Temple)にビルの影がかかるため、そもそもビル自体が呪われていると信じる人もいるらしい。
ところが2014年12月5日、建物の43階で首を吊って死亡しているスウェーデン国籍の男性が発見されるという事件が発生。この事件以降、この廃墟ビルは心霊スポットとしてより注目されることになった。内部を探索した若者の話では、建物内に誰もいないはずなのに物音が聞こえたり、写真に白い靄(もや)が映ったなどの報告がある。
5~6年くらい前まで自由に出入りできたため、内部を撮影するユーチューバーも多かったが、現在は建物が老朽化していて危険なため、建物の所有者により立入禁止の張り紙が貼られ、不法侵入は警察に通報すると書かれている。
またこの廃墟ビルは2017年に制作されたタイのホラー映画『The Promise』(邦題:プロミス/戦慄の約束)のモデルにもなっており、実際の撮影もこの場所で行われている。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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