秩父郡長瀞町の荒川沿いにある城跡。天文年間(16世紀半ば)に藤田重利(のちの藤田康邦)が築城したと伝えられている。
1970年に観光施設として本丸跡に鉄筋コンクリート製の模擬二重櫓(にじゅうやぐら)が建設されたが、客足が伸びず1986年までに閉鎖されたという。それ以降、模擬天守と周辺の観光施設は放置されて廃墟と化している。
城址にはありがちな噂だが、ここでは戦(いくさ)で亡くなった武士の霊が出ると言われている。戦国時代の北関東は上杉方、北条方の勢力争いが激しく、実際この城も永禄3年(1560)に北条氏によって攻め落とされている。なので、武士の霊が出ると言うのもあながち間違っていないのかもしれない。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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