俺は妻と母親の三人で家に住んでいる
俺の母親は、父親が俺の小さいころに亡くなったが一人で俺を育ててくれたのでとても感謝している
妻はとてもかわいく、そして優しい
三人で仲良く暮らしていた
しかし、母親が年だったのか認知症を発症してしまいそして俺も仕事が忙しかったので家事や料理、母親の世話は妻に任せっきりになった
ある日、帰ると妻が俺の好きなカレーライスを作ってくれた
しかも、肉がゴロゴロ入っているので食べ応えもある
妻は、「とんかつも作ってみたの。よかったら食べる?」
とても嬉しかった
ピリリと辛いカレーライスは疲れた体にしみる。とんかつもおいしかった
カレーライスを食べ終わった後、俺はあることに気がついた
「お母さんは、何処にいるんだ?」
妻は言った
「おいしかったでしょ、ママの味」
俺は一瞬にしても目が覚めた
後悔していた
でも、もう遅い