俺が中学生の時、友達のAとBと一緒にいつも通り登校していた。Bが、なんか、退屈だなぁとか言い出したので、俺はダイクイ共和国のクイック台に行ったらどうだ?って言ってやった。もちろん、そんなもの、存在しないのだが、Bは、うちに帰ったら調べてみる!と言ってた。俺は、心の中で大笑いしてた。そして、次の日、俺はBに昨日のことについて聞いてやった。するとBは、出てきたよ。夏休み、家族と一緒に行くんだ。などと言ってた。最初は、どうせ嘘のつもりだろうと思って聞いていたが、Bの目はとても真剣な目をしている。俺は、本当のことを言ってやったが、Bは本当のことを信じない。そして時はあっという間に過ぎ、夏休みも明け、新学期。夏休み中、Bとは遊ばなかった。新学期、みんなは元気よく登校してきたのだが、B1人だけいない。先生に聞いてみたが、わからないという。放課後、俺とAはBの家にピンポンしたのだが、誰も出てこない。どうせ、風邪でも引いて病院に行ってるんだろうとその日は特に気にしなかったが、次の日も、その次の日も、学校にはこなかった。電話もしたが、誰も出ない。ある日、Bのことなど忘れかけていた矢先、俺とAは登校途中衝撃の光景を目の当たりにする。なんと、行方不明のポスターに、Bとその家族の顔が貼られていたのだ。学校に行ってみんなにも言ってみると、みんなも驚いたという。そして、時はあっという間に過ぎ、俺は卒業式に行った。その時まで、Bは一回も学校に来なかった。俺とAは別の高校に行ったが、休みの日はよく遊んだ。そして、あのことはなんだったのだろうとAと話した。
Bはまだ見つかっていない。