プレイステーションが発売された当時、ゲームCDを音楽プレイヤーで再生してしまうとプレイヤーが壊れるという話が広まりました。
実際のところは雑音が出たり、ディスクが異常回転したりするようです。
その際に異常音が発せられてスピーカーを壊してしまったり、プレイヤーに負担をかけてしまうと言った事からそのような話が出てきたようです。
しかし誤って音楽プレイヤーで再生してしまったときのためにゲームメーカー側が警告メッセージを流す対策を行いました。
先頭トラックに音声データを配置しておく事で再生してしまっても正常に音声が流されるといった仕組みです。
当初のメッセージ内容は『このCDは再生できません』といったものがほとんどでした。
ところがメーカー側もユーザーを楽しませたいという想いからか段々と工夫を施すようになってきました。
たとえばゲーム本編では未収録の曲が流れたり、ヒロインの声で警告をメッセージを喋ったりと。
そんな中、ひと際手の込んでいたゲームがGジェネレーションでした。
ガンダムのセルフパロディーをわざわざ警告メッセージ専用に収録しているのだそうです。
『PS逆襲のシャア』ではアムロがシャアにゲームCDを再生してしまった事に対して問いただしを始めます。
往年のファンには喚起深いものでこれだけのために購入する人もいたとか。
あの手この手でユーザーを楽しませようとする姿勢は凄いの一言ですね。