2002年12月21日、福岡ソフトバンクホークスの取締役会長・王貞治さん(当時ダイエーホークス監督)の妻、恭子さんの遺骨が東京都目黒区碑文谷の円融寺にある墓から盗難される事件が発生した。
恭子さんは2001年12月11日、3年前に患った胃がんの再発により亡くなった。
円融寺に埋葬されたが、2002年12月に遺骨が骨つぼごとなくなっているのが見つかった。
警視庁は墳墓発掘の疑いで捜査を進めた。
遺骨盗難が発覚した翌年の2003年、ダイエーホークスが日本シリーズで日本一となった10月27日以降に球団へ脅迫電話がかかってきたことが判明。
男の声で球団側に「遺骨を返してほしければ現金を払え」と言い、数百万円を要求してきたという。
男は王さんへの取り次ぎも求めたが、球団側が拒否したという。
警察は球団の関係者から事情を聴くなどして、電話の男が遺骨盗難に関係しているのか、事件に便乗しただけなのか調べたが、かかってきた電話は1回のみで、犯人の特定には至らなかった。
王さんは当時、「相手からの接触を待つだけだが、(妻は)心の中で生きている。遺骨を盗むなんて、意図が分からないし、理解できない」とコメントしている。