景福寺山は全体の7割が墓地となっており、古いものでは江戸時代の天保年間の墓もあり、新旧さまざまな墓が混在している。
この場所には2005年頃までホテルロンドンという廃墟ラブホテルがあって、心霊スポットとして有名だった。ホテルロンドンの開業時期は不明だが、かなり古く1975年頃の空中写真にその存在が確認できる。何でも火災で5～6名の死者を出したため、亡くなった人の霊がさまよっていると言われ、霊の目撃談も多かった。
もっともホテルロンドンには営業当時から心霊的な噂があったらしい。それと言うのも、景福寺山には無縁仏となった武士の墓が多数あり、なんとホテルロンドンは無縁仏の墓を移設しないで、その上に造成したというのだ。
このため建築途中に不可解な事故が起こり、作業員が亡くなったと言われる。また開業後にも奇妙な現象が続発したとか、武士の霊が出るなどの噂があり、これら風評被害により売り上げが落ち込んで、かなり前(1980年頃)からホテルは休業状態だったという。一説によると、不審火による火災はホテルが休業中に起きたとも言われる。
現在跡地は景福寺公園として整備されているが、この公園は姫路城が見える高台に位置するにもかかわらず昼間でも薄暗く、どことなく不穏な空気がただよっている。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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