六角獄舎(ろっかくごくしゃ)は、中京区六角通りにあった監獄跡。元々平安京以来の左獄が、豊臣秀吉の治世に小川通御池上ル西側に移され、さらに宝永5年(1708年)3月の京都大火の後に現在の地に移ったという。
幕末の混乱の中、井伊直弼の安政の大獄による政治犯や過激な尊皇攘夷派志士らが多く捕らえられ、この場所で処刑された。現在は跡地にマンションが建てられ、当時の面影は全くない。マンション敷地内に石碑と斬首に使われた刀を洗う「首洗井」の跡がひっそりと残っているだけだ。
井戸は埋め立てられてはいるが、井戸の跡で首に痛みを感じたり、重く感じたりする人が多いのだという。
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