電気もなく、ぼっとんトイレと超古い窪みがあるだけの小便器がある。おそらく明治時代大正時代からあるものではないか、とか。釣り人が仕方なく使うことがあるがとても不気味だ。小学生の頃親父と釣りをしていたときコマセのバケツを洗うのに使っていた。その日はくらくまで釣りをしていて、懐中電灯片手にこのトイレの水道を使った。親父が途中で大便所の扉がしまっておることに気づいた。おかしいなとは思ったが、中からトイレットペーパーのカランカランという音が聞こえたので、こんな暗いのに釣りびとが仕方なく入ったのかと思ったが、再度みたときにはドアが空いていて、もちろん誰もいなかった。それどころかトイレットペーパーさえなかった。