七北田刑場は仙台藩が処刑場として使っていた場所で「仕置き場」とも呼ばれていた。
1690年から180年のあいだに7000人近くの人間が処刑された。処刑の対象は武士よりも低い身分の一般庶民だったため住民からはとても恐れられていた場所だった。
昭和20年ころに近くの八乙女駅交差点で交通事故が多発したことがあった。仙台市が調査した結果、この場所が処刑場の跡地だったことがわかった。処刑者の怨念を鎮めるために慰霊碑を建てたそうだ。
処刑された遺体は葬儀をされることもなくそのまま埋められていたというが、なぜかこの場所から人骨が発見されたことはない。
処刑された死者の霊を見たという人もいる。死者の人骨を見つけてちゃんと供養しないあいだはその怨念は取り除かれないのかもしれない。
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