郵便受けに手紙が入っていた。
部屋に戻って中を開くを赤い紙に黒い字で『2』とだけ書かれていた。
実はこれまでにも『5』『4』『3』とだけ書かれた手紙が届いている。
カウントダウンをしているのだろうか。
「どうせ誰かのイタズラだろう。明日は郵便受けの前で待ち伏せして犯人を突き止めてやる」
翌日の、外に出てみるとまた手紙が来ていた。
郵便受けに手紙を入れていたのは郵便配達員だった。
配達員と目があったので軽く会釈、郵便受けから手紙を取り出してすぐに部屋に戻った。
さっそく中を見てみると『0』とだけ書かれていた。
「1じゃないのか・・・?」
手紙の数字は1を飛ばして0になっていた。
単なるイタズラだろうとは思っていたけど、なんだか薄気味悪い。
今日はネットカフェで過ごそう。
翌日、家に戻ると郵便配達員が倒れていた。
「どうしたんですか!」
すぐに駆け寄ると配達員の手になにかが握られているのに気づいた。
手紙だった。
中を開くと『111』と書かれている。
「・・・?」
意味が分かった途端、俺は動けなくなった。