チェアマン杯破損事件とは
1994年6月11日、磐田スタジアムで行われたジュビロ磐田戦でサンフレッチェ広島は2-1で勝利し、サントリーシリーズ優勝を決めた。選手は喜びのあまり授与された高級クリスタル製のチェアマン杯(HOYAクリスタル特製)を頭に被ったり振り回したりしてはしゃいでいた。
チェアマン杯をサポーターに見せようと、チームトレーナーが踏み台に上がろうとした時に事件は起きた。
興奮しすぎたため誤って転倒して手から落とし、チェアマン杯は粉々に破損した。
この珍事は翌日のスポーツ新聞紙面を飾った。クラブはその場でJリーグ側に陳謝し、その後クラブには新しいチェアマン杯が送られた。
事件後
チェアマン杯はこの珍事以降金属製となった。また、割った旧チェアマン杯のかけらは広島の選手スタッフおよびサポーター総出でかき集め、一旦溶かされてペンダントとなった。