皆さんは家を建てるとき、注意することがあるということを知っていますか?うちの父親は、大工さんでした。もちろん、地相とか、過去に事故があったとか、火事があったとか普通に考えてもいけないことはあるとは思いますが、地鎮祭の時に、注意することがあるんです。
竹を四隅にたてますよね?
竹が内側に垂れ下がっているのを見ることもありますが、かえって、それでは内側にいるものを閉じ込めるようになるんだそうです。竹は開くように上が反るように立てるものだそうです。
それから、日どりとかも気にする必要があります。
暦をきちんと調べましょう。
うちの父親は、必ず暦のついているカレンダーを使ってました。
三隣亡は、棟上げするものではないと、いってました。
暦を無視して建てる人もいたそうですが、(父が確認しても、自分は気にしないから、と。)普請病みといって、主が寝込むようになるんだそうです。その人も原因不明の熱病にかかりましたよ。父が、なにかあるんじゃないか、と、家で言っていた通りに。
拝み屋さんに聞きに行ったら、建てた日が悪かったといわれたそうです。
まぁ、御断りする方法はあったみたいなので、きちんと御断りしたら治ったそうですが。
たまたまその地域では当て物のおばあさんとして有名なおばあさん先生がいたので、御断りとかもできたのですけど、今はもうおられないのでやり方もわかる人は、いないと思います。
それと、その人の星回り。
建てていい年と建てたらいけない年があるんです。
昔、岡山の⚪⚪寺という寺で、朝の5時位からおみくじという時間がありました。
お勤めのあとに相談事を聞いてくださるのですが、いついつ家を建てたいという相談に、住職さんは渋い顔をして「あんたの年回りが悪いんじゃ。でも、わしが建てるな言うてもあんたは建てるだろう。毘沙門天さんがそう言うとる。」と。
「建てん方がいいがたてるなら建てろ。守ってもらうように頼んではやるが。ただし、何事かはあるぞ。心しておけ。命だけは守ってやると(毘沙門天が)言われとるから。」
家族は、年回りとかは知らなかったものの、なぜかいい気持ちがしなかったので聞きに来たと住職が拝む前に雑談で言っていたので、あー、この人は命拾いしたんだな、と、思いました。
妨害が入る時は、何事かの障りがあることもあるので、そこも要注意かと、私の経験上思います。
皆さんも家を建てるときはよくよく調べて建ててくださいね。