病院で勤めています。
色々ありますよ。人が亡くなる一日二日前には、決まった場所で線香の香りがします。病棟が2フロアあるのですが、エレベーター前でかおるときは上の階、非常口辺りで香れば、観察室の重症者、一階の外来フロアから昇る階段辺りで香れば、フロアの前半の部屋。という具合に。
また、夜勤していて、見回りの時、一階の受付が、吹き抜けになっているので増築された部屋にいくときには、受付が見渡せるのですが、誰もいないはずの一階からコツコツと、ハイヒールの音が聞こえます。本当に誰か歩いている感じなのでつい、不審者?と思い、下を見るのですが、誰もおらず、靴音だけが聞こえています。
あと、窓のない倉庫が四階にあるのですが、そこには小さな老婆がいると過去に患者さんで言っていたと先輩から聞きました。
確かに何か気持ちの悪い部屋で、ものを取りに行かないといけないとき嫌だったです。
三階フロアの勤務の時は、夜中には誰もいないリハビリテーションルームと、風呂場がある四階から、風呂用のストレッチャーが、ガラガラ移動する音が聞こえました。ワーカーが、用事で行っているのだろうとそのときは不思議にも思いませんでしたが、二階の詰所にいた夜勤者に聞くと、ずっと二階にいたとのこと。(勤務者は私含めて三人で、そのとき、三階に私、二階に二人いました。)
また、過去には救急もあったので、通用口になっていたところには警備員がいた名残のスペースがあるのですが、そこの電話番号が時々鳴ってました。詰所に転送でかかってくるのですが、そこにはすでに電話はないにも関わらずです。
先輩はなれたもので、気にしなくていいよーと、流してました。
人の生き死にの場所なので、色々あっても不思議ではない場所です。病院は。