子供から大人までほのぼの楽しめる人気長寿アニメ、ドラえもん。
お菓子、おもちゃ、ぬいぐるみ等、どこに行ってもドラえもんの姿を見かけます。
そんな誰からでも愛されているドラえもんにも怖いエピソードがあるんです。
今回はその中から二つをピックアップして紹介します。
・どくさいスイッチ
この道具は自分の嫌いな人間を瞬時に消して独裁者になれるスイッチです。
のび太はさっそくいじめっ子のジャイアンを消すためにスイッチを押しました。
誰に聞いてもジャイアンなんて人間は知らないと言われたのび太はだんだんと自分がやった事の恐ろしさに後悔を始めます。
しかしジャイアンがいなくなると今度はスネ夫がいじめっ子に。
堪らずのび太はスイッチを押してしまいます。
そして一人、また一人と消していき、気がつくと世界には自分一人しかいません。
誰も映らないテレビ、電気が止まり真っ暗な家、話しかけても誰も返事をしてくれない世界、のび太は取り返しのつかない現実を受け入れる事ができず一人泣き出しました。
するとドラえもんが出てきて、『独裁者ってやつは寂しいものだろう?』と一言。
どくさいスイッチは独裁者をこらしめるための道具だったのです。
・バラバラボタン
のび太はいつものようにジャイアンに仕返しをするための道具を出してくれとドラえもんに頼みました。
するとドラえもんはバラバラボタンをいう道具を貸したのです。
この道具は自分と相手の身体の部位を交換できる道具です。
さっそくのび太はジャイアンのところに行き勝負を挑みます。
殴られる瞬間にジャイアンの腕と自分の腕を交換しました。
ジャイアンの腕のほうが力は上なのでのび太はジャイアンをボコボコにします。
それに気をよくしたのび太は本来の目的が達成したにも関わらず道具を使い続けました。
ラジコンの上手なスネ夫の指を手に入れ、頭の良い出来杉の頭を手に入れ、最後に競争で一番をとるために犬の足を手に入れました。
なんの取り得もなかったのび太がついに最高の身体を手に入れた瞬間です。
しかしアンバランスなその姿にみんなはのび太を気味悪がり誰も近寄ってくることはありませんでした。
後悔するのび太にドラえもんが一言。
『なんでも自分に都合が良いってのは時に不都合になるだろう?』
なんだか怖い話でしたが、それでも最後には教訓を授けてくれるドラえもんには頭が下がります。