国民的アニメのクレヨンしんちゃん。
漫画を読んでいた方は分かると思いますがブラックな笑いも多く、後に住民登録されるまでの人気キャラになるとは誰も予想できなかったはず。
しかし作者の臼井義人先生がもともと考えていた設定(初期プロット)はそれを上回るほどのエグさを持っていた事はまだあまり世の中には出回っていません。
・野原しんのすけ
『物語が始まる前に既に交通事故で死亡している。我が子の死に発狂した母みさえはしんのすけの幻覚を見るようになった。そんな状況に周りは同情してみさえの話に合わせてあげている』
悲劇の主人公とはよく言いますがこれほどの悲劇を持ち合わせている主人公は類を見ません。
なんせ最初から存在すらしていないのですから。
・野原みさえ
『声優の仕事をしている。エッチなキャラクターを担当する事になり自宅で卑猥なセリフの練習をしていたところ、たまたま家の前を通りかかったひろしがそれを聞いたことでストーカーになり、なんだかんだあって結婚にまで行き着く』
もはや意味不明なぶっとび設定。
しかしもっと詳細を知りたいと思うのは私だけでしょうか?
・野原ひろし
『本当の性別は女性だった。しかしみさえを愛し、みさえを守るために性転換手術を受けて結婚を申し込む。』
もうなにがなんだか。
たまにふざけてオカマキャラになる時に妙にしっくりくるのはこのためなのだろうか…。
っていうかこの設定はいるのでしょうか…?
・野原ひまわり
『失望の底に堕ちてしまったみさえをなんとか救いたいという思いで、ひろしが養子として迎え入れた子。髪の色が一人だけ違うのもそのため』
まぁこれはあながち分からなくもない設定です。
しかしみさえの状態を考えると幸せに過ごす事ができるのか…。
みさえが立ち直る事できなかった時、ひまわりはどうなるのか…。
あまり考えたくないですね。
・野原シロ
『捨て犬だったのは作中通りだが、捨てられていた理由は癌だったからという設定』
時折、犬とは思えないほどの賢さを垣間見せてくれるシロ。
しんのすけと同じように実はもう亡くなっていて、これもみさえが見ている幻覚だったのかもしれないですね。
いかがでしょうか。
個人的にクレヨンしんちゃんはとても好きなアニメで毎週見ているのですがこれを知ったときになんだか複雑な気持ちになってしまいました。
しかし劇中の野原家は幸せな家族として過ごしているのであまり気にせず素直に楽しむのが一番でしょう。
所詮は都市伝説ですからね。