男の子が祖父、祖母の家にあそびに行ったときの話です。
男の子が敷地内で遊んでいると女の人が、 ぽっぽ や ぼっぼ と言ってギロっと見てきた。男の子は逃げた。
そのことを話すと、祖父は、「目はあったか!」「どれ位の身長だ!」「怪我はないか」と次々と質問をしてきた。祖母は、「お前は、八尺様にねらわれたんじゃ」と、はんべそかきながらいった。
その日、男の子はわしきに一人で入れられて「ここからでるなよ!」と祖父にきびしく言われた。ドアの付近に清め塩が置かれていた。
男の子は、小さく頷き寝た。夜中に男の子が起きてしまいました。
窓からぽっぽっぽっときこえ男の子は、泣きながら寝た。起きてドアを開けると祖母が、泣きながら「よかった。
本当に良かった」といってくれた。男の子は、帰ることになった。
父や親戚のおじさんおばさんがいた。父は、昔八尺様で友達を亡くしていた。
車に乗って家に帰っている途中、また声が聞こえてきた。「そとをみるな」と聴くのが遅くてみてしまった。
女の人が声を掛けてくるようにみえた。それから何年か経って衝撃的なニュースが目にはいった。
八尺様を封印していたお地蔵様が祖父の家の前で壊されていた。