イリノイ州シカゴから18マイル(29Km)ほど南西に下った郊外の街、ミドローシアン(Midlothian)にある墓地。墓地が正式に開設されたのは1836年と言われているが、その2年前の1834年に、イリノイ~ミシガン間の運河建設に従事していた作業員が事故で亡くなり、これら作業員の遺体が埋葬されたのが始まりだとする説もある。
この墓地はただの墓地ではなく、心霊現象が頻発する曰く付きの墓地として知られている。ここには様々な曰くがあり、目撃される霊の数、種類も多い。
この墓地で一番有名な霊は、おそらくホワイト・レディー(The white lady)と呼ばれる白いドレスを着たような女性の霊で、この女性の霊は満月の夜に赤ん坊を抱いて歩いているのを目撃されているという。
バチェラーズ・グローブ墓地の名前を有名にしたのは一枚の写真だった。1991年8月10日、イリノイ州オークローン(Oak Lawn)に本拠を置く超常現象研究会、The Ghost Research Societyによって。墓石に座る女性の幽霊が赤外線フィルムを使って撮影され、この写真が「シカゴ・サンタイムズ」に掲載されたことで、世界的にその存在を知られるようになったらしい。
そしてこの墓石に座る女性の霊こそ、昔からバチェラーズ・グローブで噂されているホワイト・レディーなのではないかと言われ、今ではこの女性の霊はホワイト・レディーと同一視されている。
この他にもバチェラーズ・グローブ墓地には色々な噂があり、代表的なものは次の通り。
・昔、近くの農夫が農耕馬を使って畑を耕している時、誤って馬と一緒にバチェラーズ・グローブ墓地内の沼に落ちて亡くなってしまった。そのため沼周辺で農夫の霊が出る。
・禁酒法時代、シカゴのギャングが始末した人間の遺体をバチェラーズ・グローブに埋めていたため、殺された犠牲者の霊が出る。
・墓地内で中世の修道士が着るようなローブを着た霊を見た。
・墓地の入口付近で黒い犬の霊を見た。
・ゴーストハウスが現れる。墓地に存在しないはずの家が突如現れ、この家は蜃気楼のように近づくと消えてしまうらしい。
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