バージニア州ラドフォードにある元精神病院の建物で、病院は1916年にジョン C. キング医師によって開院され、1990年に閉院した。アメリカ東海岸で最も幽霊の目撃情報が多い場所の1つだと言われる。現在は廃墟となっているが、ハロウィンなど特定の日にはツアーが開催され、建物内部に入れるようだ。
この精神病院は医療事故や自殺などで多くの患者が亡くなっており、いまだに亡くなった患者の霊がさまよっていると言われている。また精神病院が出来る前の男子校でも、いじめを原因とする自殺があったとされる。
・男子高校時代
この土地には様々な曰くがある。まず最初に、この場所は病院が出来る前はルーテル系の男子高等学校があったのだと言う。この学校は1892年にジョージ W. マイルズ(George W. Miles)によって開校された。マイルズはこの高校を大学進学者を多数輩出する進学校、エリート校とすべく優秀な教師陣をそろえ、南部から優秀な生徒を集めた。またこの学校はスポーツにも力を入れており、フットボールで地区優勝したこともあるそうだ。
初期の頃は評判が良かった高校だが、負の側面もあったらしい。噂によれば、主に体育会系でいじめがあったとされ、いじめを苦に自殺した生徒が何人もいたという。そんな噂が関係したかどうかは不明だが、校長のマイルズが1903年に亡くなると高校への出願者は急激に減り、1911年に閉校している。開校からわずか19年で閉校したことになる。
・精神病院時代
それから5年後の1916年、ジョン C. キングが学校の建物と56エーカーの周辺の土地を買い取り、精神病院を開院した。キング医師は信念を持った医師で、1人でも多くの患者が精神病から回復して欲しいと願い、当時最新の治療設備を整え、広大な敷地を使って患者のためのフラワーガーデン、農園、ボーリング場を建設した。
しかし当時この病院が行なっていた実験的治療は、現代の医学的知見からすると間違った治療法も多かったようだ。特にロボトミー手術を使った治療で患者が植物状態になったり、亡くなるケースが多かったという。
またインスリン投与のミスで患者が死亡する事故も起きたらしい。インスリンは糖尿病患者のためではなく、どうやらインスリン投与の低血糖状態で脳にショックを与え、精神病を治療出来ると考えられていたらしい。患者を低血糖で昏睡状態にさせるため、非常に危険な療法だった。
その他にもハイドロセラピーと呼ばれる治療法があり、これは患者の体をタオルで包み、水を張ったバスタブにつけるもので、やはり一種のショック療法だったらしい。このセラピー室でも看護師がその場を離れている際に患者が溺死する事故があったそうだ。
また看護師の中にも、今でいう過労死のような状態で自殺する人が出たと言う。
・心霊廃墟
病院が1990年に閉鎖された後、廃墟となった病院は様々な怪奇現象が起こる心霊スポットとして有名になった。
この廃墟を訪れた多くの人が、誰もいない空間から話し声を聞いたり、黒い影を目撃したりしている。中には物が勝手に動くポルターガイスト現象を目撃した人もいるという。
またこの廃墟に現れる有名な霊がいるそうだ。それは地下のボーリング場に現れる少女の霊で、一説によるとこの少女の名前はアリー(Allie)と言い、病院に入院していた患者の娘だと言われている。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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