南あわじ市の福良湾に浮かぶ小島。ここには平家物語で有名な平敦盛(たいらのあつもり)の首塚がある。
1184年、一ノ谷の合戦で敗れた平家は船団で屋島に退却した。その退却の途中、いったん福良湾に逗留していた船団に、合戦で討たれた敦盛の遺骸が送り届けられた。敦盛の遺骸は福良湾に浮かぶ小島で荼毘(だび)に付され、火葬の煙が立ちのぼった故事にちなんで、煙島(けむりじま)と呼ばれるようになったという。
島の上には厳島神社と敦盛の首塚とされる石の祠があり、この首塚に触ると祟られると言われている。また上陸の際には、必ず首塚にお神酒などのお供え物を用意しなければならない。それを怠ると怪我や病気をするのだそうだ。こんな言い伝えがあるため、この島は半ば禁足地となり、供養・慰霊の目的以外で上陸する人はほとんどいないらしい。
福良港からは目と鼻の先の距離だが、現在定期的に行き交う舟がないので、上陸する場合は地元の漁師さんの舟を予約することになる。また上陸には許可が必要で、煙島を管轄する福良八幡神社(南あわじ市福良甲)の許可をもらって、お祓いを受けてから上陸することになる。
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