内海(うつみ)トンネルは1928年(昭和3年)、近くで旅館を経営していた林喜助氏が私財を投じて建設した歩行者用トンネル。手彫りのトンネルで、観光客が海岸に降りるためのものだったようだ。内部は土砂で埋もれているため、現在は封鎖されている。
20年以上前に土砂崩れによってトンネル内部が崩壊し、その時に人が生き埋めになったという噂があり、一部で心霊スポットと言われている。しかも、まだこの土砂の中に遺体が埋まっているのだとか。
確かにこの辺りの地盤はもろく、トンネルの天井が崩落しているのは事実だが、人が埋まっているという話は裏付けが取れず、どうも土砂崩れの話に尾ひれがついたヨタ話らしい。
それでも夜はなかなか雰囲気があり、廃隧道マニアの間での評価もそれなりに高いようだ。
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