函館の外国人墓地の一角にあるペンキで真っ赤に塗られた墓。その異様な見た目のためか、一部で心霊スポットと言われることもある。
この墓の主は信濃助治という人物で、明治27年(1894)の日清戦争時に函館に現れ、日清戦争関連の記事の書かれた北海道新聞号外を町でバラ撒いたという。そのいで立ちが奇抜で、上着から足袋に至るまで全身赤尽くめの格好で号外を配ったため、衆人の注目を集め一躍有名になったそうだ。
彼は服装だけではなく家まで赤く塗っていたと言われ、なぜそこまで赤にこだわったかと言うと、それは真心、嘘いつわりのない心を意味する「赤心」という言葉から来ているらしい。つまり、「自分の号外は嘘いつわりのない本当のことですよ」と言いたかったようだ。
この墓石の裏面には漢文が刻まれていて、「刻まれている文章を読むと呪いが降りかかって死ぬ」という噂もあるが、裏に書かれているのは故人(助治翁と妻)の名前、没年月日で一般的なお墓と変わらないようだ。
もう一つの噂は、この赤墓はいわばダミーで、本当の赤い墓は墓地の裏手にあるという話。そしてこれを見つけると呪われてしまうという。
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