昭和39年(1964)6月30日に閉山した炭鉱廃墟。
竪坑櫓(たてこうやぐら)とは、主に石炭を搬出したり、作業員を昇降させるための設備、つまりエレベーターのようなものらしい。地上からの高さは47.65mもあり、志免町のシンボル的な存在になっている。2009年には国の重要文化財にも指定された。
この炭鉱では、昭和13年(1938)6月に第七坑でガス爆発事故が発生し、死者50名を出している。また櫓の高さが災いしてか、近年では飛び降り自殺が多発したため、心霊スポットと言われている。以前は中に入れたが、現在は老朽化のため危険なのでフェンスで囲まれて入ることは出来ない。
老朽化は事実だが、このフェンスはやはり自殺防止の意味もあるという言うのがもっぱらの噂だ。それと言うのも、ここで自殺する人は半ば意識を失い、何かに吸い寄せられるようにフラフラと櫓に登って自殺してしまうのだと。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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