現在、県道416号線と呼ばれる大崩海岸沿いの道は、以前は国道150号の本線だった。この辺りは交通事故、投身自殺、海岸沿いの廃墟群など怪談話には事欠かない場所である。
・少女の霊
昭和40年(1965年)、地元の店に勤める17歳の少女を乗せたオート3輪がカーブを曲がりきれず横転、炎上した。運転手と他の同乗者は車外に逃れたが、少女は車体に体を挟まれたために逃げられず、炎に包まれた車の中で焼死。
それから2年後の昭和42年、大崩海岸の国道でタクシー運転手が若い女性の幽霊を乗せたという話が広まり、大騒ぎになった。この話を聞いた近くに寺院、「弘徳院」の松永禅巖住職は、少女や他の事故犠牲者のために大崩海岸で供養を行った。住職の供養の甲斐もあって、最近は幽霊もあまり出なくなったそうだ。
・黄色い車
昔、大崩海岸の崖下に放置されていた車。現存していない。噂によれば、カップルが乗ってた車が崖から転落して、二人とも死亡。レッカー車やクレーン車で撤去しようとしても、その度に原因不明の事故が起こり、どうしても黄色い車を撤去できなかった。この黄色い車に触ると呪われると言う噂があり、多くの若者が肝試しに訪れた。
この噂が本当かどうかは今となっては分からない。しかし崖下に黄色い放置車両が存在したことは事実のようだ。この車は1999年にフジテレビ系列で放送された番組で、「21世紀に持ちこみたくないもの」として、霊能者立ち合いのもと爆破された。
・崖下から伸びる手、その他
車で走っていたら崖下から伸びる手に車を押されて事故を起こしたという話もある。その他、東海道本線の旧石部トンネルや、県道の旧当目隧道(※)にも怪談話がある。さらに小浜海岸には3階建てのホテル廃墟があり、ここでは殺人を犯したコックが自責の念から自殺してしまい、その霊が出るという噂がある。
(※)2013年10月の台風26号のため大規模な路面の崩落がおきた。2017年の浜当目トンネルの開通により通行は再開されるが、崩落区間は廃道になり、今現在も旧当目隧道は通行止めになっている可能性がある。
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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