木枯森(こがらしのもり)は、藁科川(わらしながわ)の中州にある小高い岡のような場所。頂上には木枯八幡宮が祭られている。
この木枯八幡宮に上る石段の途中で足を掴まれる、森の中で何者かの視線を感じる等の噂がある。以前、この森の中で自殺があったという話もあるが定かではない。水辺にあるため、自殺が無くても浮遊霊などが集まりやすいのかもしれない。
なお、この森は静岡県指定名勝になっているが、周囲を川に囲まれており、特に橋などの設備もないため、藁科川を渡河するしか行き方がない。
心霊とは関係ないかもしれないが、木枯森にはこんな伝説もある。昔、藁科川の上流、日向(ひなた)の村に美しい娘がおり、この娘のもとに毎晩通って来る若者がいた。心配した両親が若者の素性を確かめようと、娘に言って男の着物の裾に麻糸を縫い付けさせた。そして翌朝その糸をたどると、それは木のウロの中につながっていた。
若者の正体は木の精(または大蛇)と知った父親は怒り、木の舟に娘を乗せて藁科川に流してしまう。母親はたらい舟で娘の後を追うも、二人は木枯森あたりで別れてしまい、娘の舟は下流の船山あたりで転覆したという話だ。
どんな幽霊が出ましたか?
少年4
男性4
老爺2
動物2
少女5
女性2
老婆0
正体不明1
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