名鉄小牧線・田県神社から経済大学へ向かう途中に古い神社が山の入り口にあり、そのまま少し登っていくと左側に不思議な無縁墓地がありました。
7つの地蔵が中心にある1つの大きな石を囲む様に北に1つ西と東に3つと配置されたその異様な場所での出来事…。
大学では有名な噂から8人程で夜中その場所に行き地蔵の視線、大きさ等色々と調べていると突然、視界が2m程の深い霧に囲まれてしまいました。
場所は道路にも面していたので車との衝突の危険を感じその大きな石に皆で固まる事にしました。
その時!突然1人が悲鳴を上げて…『ガシャ・ガシャと音が聞こえる!』皆で耳をすますと……
明らかにその音は1つではなく無数に、そして確実に僕らを取り囲む様に大きなっていきました。
霊感の強い女の子が『鎧を着た人が沢山居る~っ!!!』と泣き出して気を失ってしまいました。
皆、恐怖で足がすくんで身動きが出来ませんでした。
その後、何故か音は聞こえているにもかかわらず、それ以上近づく気配がしませんでした。
「地蔵に囲まれた中には入ってこない!」そんな感じがしていました。
ほっとしたつかの間、今度は大きな地響きがしました。
それと同時に霧がどんどん晴れていきました。
気がつくと皆の手が石に向かって手を合わせていました。