最初は笑うかもしれない、
けど後が怖いんだよ。
最初階段で撲殺天使ドクロちゃんの一期opを全裸でうたってたら、
ちょうどサビのところで2階の今では使っていない廃棄予定のタンスからカチャカチャと音がした。
よくこういうことがおこる。
だから俺も家族も不気味がっていたんだ
もともと海のゴミ拾いボランティアで
記念に祖父がもらってきた物なんだけどさ、
いきなりだけどそのタンスの中には鏡があるんだよ、
祖父は家で中の鏡みた瞬間に倒れて死んだんだよ。
その時家族もいたもんだから、
無論、廃棄予定ってわけだ。
話に戻るが、そのカチャカチャって音が
いつもの数倍でかい。
まるでアラームだったよ。
酷く不気味に鳴り響いていた。
家族もいないから、余計怖かったさ。
俺、いつの間にかタンスの扉に手をかけてたんだ
無意識に「開け無きゃ」って思ってた。
開けたよ。最初なんにもおこらなくって、
音も止まって、鏡も変じゃない。
安堵した。ゆっくりその部屋にあった
自分のスマホを手にとった程だった。
いや、しすぎた。
もう一回余裕で振り返ったら
俺さ、そこにいないのにさ、
目が真っ黒で、笑っている、俺でもない
何かが映ってた。
怖い。怖い、怖い、怖い、怖い。
いまネットカフェにいるけど、
どうすれば良い?