1938年(昭和13年)5月21日未明に岡山県苫田郡西加茂村大字行徳(現・津山市加茂町行徳)の貝尾・坂元両集落で発生した大量殺人事件です。
犯人の男は近隣の住人を約1時間半のうちに、次々と猟銃と日本刀で殺害していった。
最終的に死者30名、重軽傷者3名の被害者が出た。死者のうち5名が16歳未満(最年少は5歳)であった。
計11軒の家が犯行に遭い、そのうち3軒の家で一家全員殺害され、4軒の家は生存者が1名だけであった。
犯行に遭った家の生存者たちは、銃声と犯人の怒鳴り声を聞き、すぐに身を隠すなどして助かった。
その後、犯人は遺書を書いて自殺した。