夜中に目が覚めた時、トイレに行く途中電気の消えた部屋から誰もいないはずなのに視線を感じた事はありませんか?暗闇には言葉では表せないようななんとも言えない不気味さが存在しています。何も見えない、何も感じない、そんな不安感が恐怖心を駆り立てます。
しかしそれは気のせいなんかではありません、『闇子さん』の仕業なんです。
闇子さんはいつも暗闇に隠れあなたを見ています。彼女は明りのない場所にしか現れません。明りが消え真っ暗になった瞬間に闇子さんと出会えます。だけど闇子さんは闇に包まれてどんな姿か分かりません。出会う事はできてもその姿を目にする事はできないのです。
もしその姿を見たいのなら、自分の顔にティッシュをかぶせて真っ暗な部屋を見渡してみてください。闇子さんの真の姿を拝む事ができます。
しかし闇子さんは顔を見られる事が嫌いです。もし、あなたが闇子さんの顔を見てしまったらあなたは暗闇の中に引きずり込まれてしまいます。そして暗闇の中だけでしか存在する事ができなくなります。