ヨローナはメキシコ発祥の古くから伝わる怪談である。
スペイン人と美しい現地の女性が恋に落ち、家族全員の反対にも関わらず、2人はと逢瀬を重ね続けた。スペイン人は貴族の身分だったため、身分の差から秘密の関係が続いていたが、周囲の反対を押し切り美しい子供を授かるまで。この幸せは永遠ものかと思われた矢先、男は妻を捨て裕福なスペイン人女性と結婚。裏切られた元妻は、嫉妬に狂って正気を失った結果、裏切った夫がこの世で一番愛した子供を川で溺死させた。我に返った彼女は、子供を失った川で自殺する。その怨念が亡霊となり、殺してしまった子供を探してすすり泣きながら今も彷徨い歩くという話らしい。
この話をモチーフにしたラ・ヨローナ〜泣く女〜が、2019年に映画化された。