針山人形とは、人形を憎い相手に見立てて呪いをかける儀式。呪いの藁人形と似ている。
儀式の方法は呪いたい相手が来ている衣服の一部や髪の毛などを用意して人形に結びつける。そしてその人形に恨みの数だけ針を刺していくことで相手に呪いをかける。
無数に針を刺された姿から針山人形を呼ばれている。
人形は人目のつかない森の中に隠すのが一般的。より呪いの効果を強力にしたいときはお寺や神社の境内に隠す方法もある。
呪いの藁人形は五寸釘じゃないといけないし、そもそも藁人形自体も入手するのが難しい。
そういった意味では普通の人形と針ですませられる針山人形はお手軽といえる。
しかしもちろん呪術なので負のエネルギーは自分にも返ってくる。
人を呪わば穴二つ、できることなら呪いをかけずに問題を解決したいところ。