クルンボ

俺は、会社の同僚であるAからとある話を聞いた。その内容は,丑三つ時に合わせ鏡をし,とある行為を行うと、その鏡に「何か」が映るというものだった。俺は,そういうのを信じていなかったので,遊び半分で家にある三面鏡を使って夜中にやってみた。すると、俺の後ろを長い髪で白い服を着た何かが高速で横切っていった。
「まさかね、きっと気のせいだよ。」俺はそう自分に言い聞かせた。そして、とある行為をもう一度行ってみた。そしたら、今度はさっきよりも少し遅い速度で何かが横切っていった。
「どうやら俺は疲れてるんだ」と思い、そのあとすぐにベッドについた。だが、その夜に俺は恐ろしい夢を見た。その夢の内容は、俺が金縛りに遭い,さっきの何かが俺の上に乗っかって何かぶつぶつ呟いている。というものだった。その顔は,目は魂が抜けたように真っ暗で,顔や体は血を抜かれたように白かった。俺は恐ろしくなり,その日会社でAに昨日のことを話した。するとAは「まさかね。俺も冗談のつもりで話したつもりなんだけど。」とつぶやいた。Aに本当のことだと確認してもらいたい俺は、Aを俺の家に泊まらせ昨日の行為をまた丑三つ時にやることにした。そして,俺とAが俺の家に着いたら、俺たちは驚きの光景を目にした。なんと、俺のベッドの上に何者かの長い髪の毛と謎の丸い「何か」が置かれていた。その何かは円型の形をしていたが、なんなのかはわからなかった。そして、丑三つ時になったため、俺はAの前で例の行為をしてみた。すると、今度は普通に歩くような速度で昨日のアイツが横切った。俺はAに「ほら見ろ!だから言っただろ!」と言った。しかしAは、「は?なにもいねえじゃん。」と言った。そこで,もう一度やったが,やはり俺には見えるのにAには見えないらしい。結局、その日はAと寝た。しかし、俺は昨日と同じようにまたあの恐ろしい夢を見た。そこからしばらくあの行為をやるのが恐ろしくなり,やらなくなった。しかし、悪夢は毎日続いた。そして、会社がゴールデンウィークで休みになったので,俺は知り合いBが神主をしている神社に行ってお祓いをしてもらうことにした。しかしBは「とても俺に手に負えるものじゃない。」と言ってBの知り合いの寺の住職Cに電話してくれた。
次の日,俺はCのやっている寺に行った。するとCは少し抵抗しつつも呪文を唱えた。俺は「その間絶対に目を開くな。もし開いたら命を奪われる可能性がある。」とCに強く警告された。しかし、1時間以上経っても,お祓いは終わる気配がない。俺はとうとう寝てしまった。そして、Cに「もう目を開いてもいい」と言われた。どうやらお祓いはかなり難航したらしく、目覚めたら次の日の朝になっていた。そして、俺はCからアイツの正体を聞かされた。「アイツはクルンボという妖怪だ。クルンボはある土地に伝わる妖怪で,古い鏡に取り憑くと言われている。クルンボは君に取り憑いていたのではなく、あの鏡の前でそのある行為を君が行ったことが原因で,怒りを感じて最終的に呪い◯そうとしていたらしい。」そして、Cはその日に俺の家に来て、鏡にお祓いをしてくれた。「もう君に危害を加えることはない。安心してくれ。クルンボはこの鏡から去ったようだ。ただ,また不可解なことが起こるようなのであれば、僕に電話してくれ。」Cはそう言い残し、家を出ていった。それからは何事もなく普通に生活しているが,Cは現在失踪してもう何ヶ月も見つかっていないらしい。

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