これは、私がこどもの頃に聞いた【怖い話】です・・・
ある夜、男の子が一人で縁日に出かけました。
そして、屋台で買った一つ目小僧のお面をかぶって縁日を見て廻っていると、
同じように一つ目小僧のお面をかぶった女の人が優しく声をかけてきたので、
男の子は女の人といっしょに縁日を見て廻ることにしました。
やがて、女の人は「もっと楽しいところへ行きましょ。」と言って、
男の子の手を引いてどこかへと歩き出しました。
しかし、女の人は町外れの暗い森の中へと男の子を連れていこうとするので、
怖くなった男の子は泣いて抵抗しました。
すると、女の人はかぶっていたお面を外してみせました。
ですが、その顔は “お面とそっくり” だったのです・・・