西日本の特定地域においてコックリさんに次いでよく知られていた降霊術がこのひとりかくれんぼです。2006年頃から2ちゃんねるなどのネットメディアで紹介されてからは爆速で広まり、検証結果を報告する人が増え一般的に知られる事となりました。後にひとりかくれんぼを題材とした映画も公開されます。
コックリさんは10円玉を通して霊と交信しますが、ひとりかくれんぼは浮遊霊を人形に乗り移らせるというものです。誤って強力な霊を呼び寄せてしまうと呪われてしまうという説もあります。また霊感のある人が行うと気分が悪くなったり霊障が起きると言われているため、文字通り一人で行うことからもコックリさん以上に危険視されています。
必要なものは以下の通りです。
・手足がついたぬいぐるみ
・ぬいぐるみに詰めるための米
・縫い針
・赤い糸
・包丁やカッターなどの刃物、またはアイスピックのような先の尖った物
・爪切り
・塩水の入ったコップ
まず準備として、ぬいぐるみの綿を全て取り出し代わりに米と自分の爪を入れ縫い合わせます。米は内臓を、赤い糸は血管を表しているとされています。ぬいぐるみには名前をつけてあげます。事前に隠れる場所を決めておき、そこに塩水の入ったコップを置いておきます。
スタートの時間は午前三時。
『最初の鬼は○○(自分の名前)だよ』とぬいぐるみに三回話しかけます。ぬいぐるみを持って風呂場に行き、水の入った風呂桶にぬいぐるみを入れます。風呂桶の代わりに浴槽や洗面台でも可能。
その後、家中の灯りを消しテレビだけをつけます。何も放送していないチャンネルに合わせてください。
目を閉じて10秒数えます。
用意した刃物を持ってぬいぐるみのある場所へ行き、『□□(ぬいぐるみの名前)見つけた』と言ってぬいぐるみを刺してください。
『次は□□が鬼だよ』と言い、ぬいぐるみを残して塩水を置いた場所に隠れます。
ある程度の時間が経ったらかくれんぼを終わらせます。
終わらせ方はコップの塩水を半分ほど口に含みコップを持ったまま隠れている場所から出てぬいぐるみのある場所へ向かいます。この時なにがあっても絶対に口の中の塩水を吐き出さないでください。
ぬいぐるみを見つけたらコップの塩水を全てかけて、口に含んだ塩水も吹きかけます。そして『私の勝ち』と三回話しかけるとかくれんぼは終了です。
必ずこの手順で終了させてください。
終了後、ぬいぐるみは燃やして捨てます。
実行した人の話では、隠れている時になにか物音がした、ぬいぐるみが他の場所に移動していた、テレビに人の顔が写っていたなどの心霊体験が報告されています。
ひとりかくれんぼは非常に危険な降霊術なので自己責任で行ってください。