シーサイドラインを角田浜から岩室方面に向かうと田ノ浦海水浴場という所があります。
そこに廃墟になったたのうら燕という建物があります。
今から14年位前に実際に体験した話です。
私はいつも友人2、3人で心霊スポットや廃墟によく行き、ホワイトハウスや日蓮、間瀬隧道、ブラックハウスなど角田、弥彦方面はあらかた制覇したのですが、自分達で新しいスポットを見つけようという事になりあてもなくシーサイドをドライブしていました。
すると、間瀬海水浴場を過ぎてトンネルを抜けた時、左側に割と大きめの明かりの点いていない建物が目に入りました。運転していた友人に『今何か廃墟っぽいのがあったからUターンして』と頼み、もう一度その建物を見た所まで行きました。
そして建物の前に着くと、それが明らかに廃墟であることがわかりました。
大きな建物で廃旅館かもしくわ老人ホーム
のような感じで、入口は頑丈な木の柵のバリケードがしてあり、入れないようになっていました。
その柵を乗り越え敷地内に入ると、何とも言えない不気味な空気になりました。
障子窓はボロボロに破け、駐車場は草が伸び放題で看板は朽ち果てていました。
玄関口に着くと貼り紙がはってあり『移転のため、閉館』と書かれていて、中に入れるかと開けようとしましたが、鍵が掛かっていて入れませんでした。
仕方なく周りを探索し、破けた障子窓や内部を外から窓越しに写真を撮ったりしていました。するとここで不思議な事が起きました。建物内で奇妙な赤い光のようなものが見えました。友人にその事を教えたのですが、友人2人の内1人だけその赤い光が見えないと言うのです。私と友人2人は見えて、もう1人は見えないという気味の悪い事態が起こったのです。
あれだけはっきり赤く光っていたにも関わらず、暗くて全く何も見えないと言うのです。嘘を言うような友人ではありません。
気持ちが悪かったのでその赤い光から逃げるようにその場から離れました。
家に帰りインターネットで調べて見た所、この廃墟が心霊スポットであることがわかりました。昔この建物内で1人の女性が不慮の事故で亡くなっていて、『敷地内に一歩入ると携帯が圏外になる』『建物内で赤い光や女性の霊が目撃されている』『女性の霊を見ると必ず事故にあう』という事が書かれていました。
そして日を改め、もう一度その廃墟に前と同じメンバーで行ってみる事にしました。
すると廃墟の前に着いた時、早くも赤い光が見えました。ヤバイと思ったのですが、ネットなどで調べた所、この建物はセキュリティが入っているらしくその光だと思い、柵を越えてまた敷地内に入りました。
そして建物に近づいた瞬間、おかしな事に気付きました。先ほど中で光っていた赤い光が近づいている気がしたのです。
気のせいだと思い気にせず他の場所を暫く探索して、そろそろ帰ろうという事になりました。
そして最後にもう一度赤い光が見えた所に戻りました。
すると先ほど見た赤い光が明らかにさっき見たときより近づいているのです。
隣にいた友人もその事に気づいたらしく、逃げようと背を向け歩きかけたんですが、気になって再び振り返った瞬間凍りつきました。
なんと今度は建物内で光っていた赤い光が私達のすぐ目の前(外に出てきた)まできました。
これはさすがにヤバイ!と思い、速攻車に飛び乗り猛スピードで逃げました。
あの赤い光は一体何だったのでしょうか?
もしセキュリティの光なら近づいてくるわけがないのですが‥‥。
ちなみに心霊写真のようなものものいくつか撮れました。この建物は今も存在するのでしょうか?
※廃墟には、まだ心霊スポットにはなっていないけど雰囲気が怖い場所も登録されています
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