2001年3月31日に大阪市此花区桜島にオープンした人気テーマパーク。USJには東京ディズニーランド同様、数々の都市伝説が存在する。大抵はどこのテーマパークにでもありそうな都市伝説なのだが、USJの立地を考えると、あながち嘘とは言えない話も存在する。
実は現在USJがある場所は、戦前に住友金属桜島工場があった場所で、この工場は1945(昭和20)年7月24日の第7次大阪大空襲で、117機(一説には119機)からなるB29の猛爆を受けて壊滅している。
この空襲は主に住友金属桜島工場と今の大阪城公園・大阪ビジネスパークの場所にあった大阪陸軍造兵廠(砲兵工廠)を狙ったものだった。しかしこの日、大阪城周辺は雲に覆われて視界不良だったため砲兵工廠は難を逃れ、B29の編隊は代わりに三重県の桑名を爆撃している。
この空襲での被害は被災者数3,503人、死者214人だったといわれる。
以下はUSJに伝わる代表的な都市伝説
・ジュラシックパークのジェットコースターにトンネルを通過する部分があり、このトンネルの中にお札がびっしり貼られている。(同様の噂はディズニーのスペースマウンテンにもある)
・ニューヨークエリア・11ストリートに夜中行くと、急に体調不良になったり、誰もいないはずの場所で誰かの視線を感じたりする。
・化学工場の火災現場をモチーフにした体験型アトラクション「バックドラフト」で女性の叫び声が聞こえる。これはアトラクションの演出ではなく、閉園前の最終回に決まって聞こえるのだという。
・ハリウッドエリアではゾンビやドラキュラなどが躍る「モンスターライブ・ロックンロールショー」が開催されるが、このパフォーマンスの中に本物の幽霊が紛れ込んでいる。この場所は戦時中に防空壕だった場所で、そのため霊が出るのだとか。
その他周辺で発生した事故：
・「西成線列車脱線火災事故」1940年1月29日に安治川口駅構内で列車が脱線転覆し、燃料のガソリンに引火して火災が発生。死者189名、重軽傷者69名を出す大惨事になった。
・天保山渡船転覆事故。1937年12月1日午後9時ごろ、天保山(港区築港3丁目)と此花区桜島3丁目を結ぶ渡船が突風にあおられて転覆、軍需工場帰りの乗客53人の犠牲者を出す事故が発生。ちなみにこの渡船は現在も運行されていて、天保山からUSJに行くことができる。
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