堂島川と土佐掘川にはさまれた中洲にある公園。歴史は古く、明治24年(1891)に開園した大阪市最初の公園だと言う。
大阪は「天下の台所」と言われ、中之島周辺は水運や経済の中心となっていた場所だが、古くは江戸時代の安政東海・南海地震(1854)による津波による被害や、明治18年(1885)6月中旬から7月初めの豪雨による大洪水で多くの犠牲者を出している地域でもある。また第二次大戦中の空襲でも多くの犠牲者を出している。大川上流から遺体が流れ着くこともあり、このようなことが影響してか、公園内で霊を目撃したという話が聞かれる。
中之島公園は2010年に改修工事が施されて綺麗になったが、以前の公園は落書きなどもあり、どことなく暗い雰囲気だった。具体的な心霊現象については、公園の東側先端で黒い影が出るという噂がある。また天神橋の下に全身真っ黒の死神がいて、この死神と目が合うと、その気がなくても自殺してしまったり、大怪我・事故などに巻き込まれるという。
この天神橋の下に死神が現れるという話は、2ch オカルト板の怪談スレである「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?229」に投稿されて有名になったもの。まとめサイトでは『天満橋界隈の怪』として知られる。
その他心霊に関係がありそうな話としては、公園から少し外れるが、中之島には昔監獄があった。中之島監獄分署と呼ばれ、明治6年(1873)から明治20年(1887)まで設置されていた。場所は現在の大阪市役所の東部、大阪府立中之島図書館玄関の西側あたりにあったらしい。この監獄では死刑も執行されいて、明治19年(1886)3月20日の執行では、最初の執行で死刑囚が死なず、三度目の執行で死亡するという事件が発生した。『朝日新聞』がこれを問題として社説に意見を述べている。
どんな幽霊が出ましたか?
少年0
男性1
老爺0
動物0
少女0
女性0
老婆0
正体不明1
↑ボタンをタップすると投票できます(3回まで)