旧ムッソリーニ邸とは
イタリアの独裁者で知られているムッソリーニが田舎の静養所として使用していた家である。
ムッソリーニ本人とその家族の幽霊が出るという噂があり、以下の現象があった。
モロジーニ氏の証言
モロジーニ氏は、米国のオークションで購入したムッソリーニの制服をヴィラ・カルペーナに持ち帰り、ムッソリーニが妻ラケーレと寝ていたベッドの上に広げたという。
「その日いっしょにいた霊媒師が、気分が悪くなって座り込み、『彼(ムッソリーニ)がここにいる』とささやいた。その直後に、ムッソリーニの顔の暗い影が寝室の化粧台の鏡に現れ、それ以来、まるで鏡のガラスにプリントされているかのようにそこに残っている。単なる光の反射とは思えない」とモロジーニ氏は付け加えた。
ヴィラのガイド付きツアーに参加する旅行者も、このぼやけたムッソリーニの顔を見ることができた。
モロジーニ氏は、他にもいくつかの不気味な現象を目撃したという。「昼間にヴィラの中で強風の音がしたり、廊下を歩く足音を聞いたことがある」と言っていた。
ゴーストバスターズ
2013年には、多くのゴーストバスターズがヴィラを訪れた。伝えられるところによると、彼らはヴィラに1泊し、暗闇の中で起きた不気味な出来事を録音したと主張している。
「我々は女性のか細い声らしき音をテープに録音した。それを再生すると、ヴィラの古くからの管理人は恐怖のあまり座っていた椅子から飛び上がり、これはラケーレの声だとささやいた」と語るのは、イタリアの超常現象調査隊ゴースト・ハンター・パドヴァのアンドレア・プリエーゼ氏だった。
飛行機の音も録音されていた。この音は、元パイロットで1941年の飛行機墜落事故で早世したムッソリーニの息子ブルーノに関係している可能性が高いとプリエーゼ氏は指摘した。
またその夜、複数の熱画像も撮影され、ムッソリーニが愛用していたバイクのハンドルバーと燃料タンク上に(熱を帯びていることを示す)いくつかの赤い部分が見られたという。プリエーゼ氏は、ムッソリーニの幽霊が懐かしさのあまり思わずバイクに触れてしまった証拠の可能性もあるとしている。
「特に驚く出来事が起きたのは、かつてムッソリーニ一家が食事をしていたダイニングテーブルにトーチランプを置いた時だ。我々が(ムッソリーニの家族の幽霊たちに)そこにいる証拠を示すよう求めたところ、突然ランプが点いたり消えたりした」と語っていた。
プリエーゼ氏の考察
ゴーストハンターのチームがヴィラに到着し、機器を組み立て始めると、プリエーゼ氏は自分たちが歓迎されていないような敵対的な雰囲気を感じたが、夕方には雰囲気が変わり、緊張は和らいだ。
プリエーゼ氏が語りたいのは「幽霊」についてではなく、むしろ「異常な現象」や「存在」の方だ。それらが今も取りつくその家は、ムッソリーニ一家が幸せな時を過ごし、手放したくないと考えている場所であった。
「彼らは(幸せだった)過去に縛られているだけで、決して恐ろしい話ではない。また妻のラケーレ自身も謎めいた女性で、交霊会を開催したり、自宅に悪魔払いのための塩つぼがあったのは周知の事実だ」とプリエーゼ氏は言った。
モロジーニ氏の考察
モロジーニ氏は、ゴーストバスターズをヴィラに招き入れた後、1年間気分が優れなかったと打ち明けた。ムッソリーニ一家の霊たちは、他人がヴィラに立ち入ることに不満を抱いていたのではないかと気付いたのはそれからずっと後だったらしい。
どんな幽霊が出ましたか?
少年2
男性5
老爺0
動物0
少女0
女性4
老婆0
正体不明2
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