昭和8年(1933)に開園した阿倍野区桃ヶ池町にある公園。桃ヶ池は古くは「百ヶ池」「脛ヶ池」「股ヶ池」とも表記された。
この池の歴史は古く、聖徳太子による大蛇退治の伝説が残されている。昔、桃ヶ池には大蛇が住んでいたため、村人は池の水を使えず田畑は荒れ果てた。この話を聞いた聖徳太子(あるいは太子の使者とも伝えられる)は池の大蛇を退治して、村人が安心して暮らせるようにした。
大蛇を退治した際、大蛇の死体は池にあった浮島に穴を掘り埋葬したが、その後も怪異が続くというので、大蛇の霊を鎮めるため「おろち塚」が作られたという話だ。この「おろち塚」は昭和初期まで残っていたとされ、地元で「蛇島」と呼ばれている中央の島がその場所と言われている。
時代が下って昭和になって公園が整備されると、池周辺は観光スポットとなり、池でボート遊びも出来たようだ。またデートスポットでもあったらしく、今では考えられないが、池の真ん中にある住宅街の入口にラブホテルがあったという。
このホテルは「白鳥苑」と言ったそうで、あくまで噂だが、以前このホテルの一室で殺人事件があったという。ホテルはその後火事もあったため、「ホテル英国屋」と名前を変えて2000年頃まで営業していたが、廃業した後、建物は解体され現在は空き地になっている。(桃ケ池町1-8-10辺り)
ホテルでの殺人事件が関係しているか不明だが、深夜2時頃に池の南側を歩いていたら口が裂けた女性の霊を見たという目撃証言がある。
最近あった事件としては、行旅死亡人データベースによると、2021年1月20日午前5時36分、桃ヶ池公園内において、身長170cm位、40〜55歳の男性遺体が発見されている。
どんな幽霊が出ましたか?
少年0
男性3
老爺0
動物0
少女1
女性3
老婆0
正体不明2
↑ボタンをタップすると投票できます(3回まで)