寄姫の滝という伝説が残る場所。
滝の中から女性の霊が現れるといった噂がある。
また女性が訪れるとあまり良くない事が起こると言われており、特に妊娠した女性は行かないほうが良いそうだ。
この滝には『女性』に関する心霊現象が起こるようだ。
寄姫の滝伝説とは…
木山の城主・木山弾維久の家臣である兵部正秀は涼を求めてよく滝へと足を運んでいた。
ある日、いつものように滝の傍で涼んでいると突然一人の美女が現れた。
女の名を聞くと寄姫と答えた。
二人は時間を忘れ語り合った。
夜も更け、兵部は帰路にたつ。
しかし女の事を忘れられない兵部は女と会う事を目的に滝へ通うようになった。
そして何日かの夜、二人はついに契りを結んだ。
夫婦となり一緒に暮らし始めるようになった兵部と寄姫。
ある日、兵部は村人からおかしな話を聞く。
女の人魂が毎晩兵部の家に向かっているというのだ。
兵部は寄姫を問い詰めた。
だが口ごもる寄姫に兵部は業を煮やし刀で胸を一突きに。
寄姫はその場から逃げ出した。
点々と続く血の跡を辿っていくと滝の洞窟へと続いていた。
洞窟の中に入るとそこには血を流して横たわる大蛇の姿があった。
どんな幽霊が出ましたか？
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