この山はかつて魔鬼山と呼ばれていて、その由来は坂上田村麻呂(さかのうえの たむらまろ)が蝦夷征伐に来た際、この山には石巻地方に勢力を持って行った魔鬼一族の族長の妻、魔鬼女(まきめ)が住んでいたことによるという。
魔鬼一族は激しく朝廷軍に抵抗したが、坂上田村麻呂は魔鬼女を討ち、この地を平定したと伝えられる。
この伝説とはあまり関係ないかもしれないが、この山では霊の目撃談があり心霊スポットと言われているようだ。山の西側には採石場があり、噂によると昔は採石場がある場所に、手の施しようのない患者を隔離するような避病院があったらしい。病院で誰からも看取られることなく亡くなった人も多く、このため採石場は霊の溜まり場になっていると言われている。
牧山を湊方面へ下る途中、この採石場に向かうトンネルがある。昭和51年(1976)11月に竣工したトンネルで、以前はトンネルの上に「石巻石材工業協同組合」と書いてあった。採石場で働く従業員専用のトンネルで一般人は立入禁止になっているのだが、夜中にトンネルの前を通ったら、20代後半くらいの髪の長い女性がトンネルの中に立っているのを目撃した人がいるそうだ。
その女性は病院の患者が着るような白い服を着ていて、しばらくするとトンネルの奥へ消えてしまったという。
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