標高367メートルの霊亀山(れいぎざん、れいきさん)に築かれた山城。
古くは鎌倉時代の弘安5年(1282)、能登からこの地に地頭として赴任した吉見氏によって霊亀山西麓の喜時雨(きじう)に築城したのが始まりとされる。
その後関ヶ原の戦いで東軍に属した坂崎直盛が入城し、石垣を多用した近世城郭へ大改修を行う。しかし坂崎氏は不祥事ですぐに改易(かいえき)となり、その後は明治維新まで亀井氏の居城となる。明治4年(1871)の廃藩置県により廃城となった。
本丸に続く山道を登っていると、誰かがついて来るとか、武者の足音がついて来るという噂がある。また、遠くから合戦の合図で使われるホラ貝の音が聞こえるという話もある。
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