追原(おっぱら)は、かつて君津市の山中にあった集落で、1967年に全ての住民が小櫃川の対岸(東側)に移転し廃集落となった。
この集落の中に大きな楓(かえで)の木が立っていて、いつの頃からか、この木を見ると呪われると言われるようになった。杉林に囲まれた中に立つ、幹が曲がりくねった楓の巨木は神秘的で、さながら御神木といった感じだ。そんな雰囲気から祟りの噂が広まったのかもしれない。
以前は堂沢橋という吊り橋を渡って、県道81号線から集落に入ることが出来たが、この吊り橋は老朽化のため2011年に通行禁止になった。そのため、現在集落に入るには小櫃川(七里川)を歩いて渡らなければならない。通常はそれほど水量も多くないが、渡るにはそれなりの装備が必要。また天候などにも注意。
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