千葉大医学部の敷地に点在する七つの塚。この七天王塚は千葉氏の七人の兄弟を葬った墓であるとか、平将門の七騎武者の墓とも伝えられている。塚は北斗七星になぞらえて配置されており、妙見信仰との関わりが深いと思われる。
平将門と言えば北斗妙見信仰で有名。また千葉氏も牛頭天王を守護神とし、北斗七星を信仰していた。このため、時代が下るに連れて両者が混同されたようだ。
心霊的な噂としては、勝手に塚の木を切ったりすると祟りがあるとか、また祟りのため近くで殺人事件が起きたという話がある。実際に地元では、塚の近くの木を伐採したり、枝打ちしたりする時はお祓いをしてから行うらしい。
殺人事件の噂についてだが、これはおそらく昭和58年(1983)1月7日未明に起きた「千葉大女医殺人事件」を指していると思われる。これは千葉大学医学部の研究員であった当時25歳の女性が、同大学付属病院の研修医であった夫に絞殺された事件で、医学部出身のエリートが起こした犯罪ということで当時は大きく報道されたらしい。
この夫妻は事件の3ヶ月前に結婚した新婚夫婦だったが、夫の妻に対する愛情はすでに冷めていたようだ。夫の女性関係は乱れており、結婚後もソープ嬢と関係を持っていた。またソープ嬢と別れた後に、今度はフィリピン人ダンサーに熱を上げ、このダンサーに結婚の約束までしている。そのため夫は妻が邪魔になり、これが事件の遠因になったようだ。
また最近では2016年9月に千葉大医学部学生による集団強姦事件が起きている(千葉大医学部レイプ事件)。もちろん塚の祟りというのはあくまで噂で、本当にこれら事件と祟りが関係しているかは誰にもわからない。
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