太東崎灯台は昭和25年(1950)に設置された。その後、海岸浸食で倒壊の恐れがあるとされ、昭和47年(1972)に100メートル程内陸の現在地に移築されたそうだ。
ここでは特に旧灯台時代に自殺が多発したという。多くは投身自殺だが、焼身自殺もあったと言われている。そのため、深夜に灯台に行くと崖下から無数の手が伸びてくるという噂がある。
また昭和47年(1972)には、灯台の沖合で海難事故も発生している。3月31日、茨城県の日立港から神奈川県の久里浜港へ向かっていた材木運搬船「武光丸(2,298トン)」が、太東埼灯台沖で座礁して沈没。乗員22名が亡くなっている。
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