30年くらい前で、場所は定かではありません。
某大手会社勤務でした。
関西から東京本社に、出張で男性社員10名位と女性は私、1人でした。
その当時は女性は少ない営業職で、そんなことは、珍しくありません。
会社所有の資産、名目上は保養所です。
見た感じは老舗旅館、料亭を買い取った様な建物です。
平日出張なので社員一同、保養所で小さな宴会をして、早めに床に着きました。
当然、女性社員は私1名ですから、
一人で部屋に行きましたが、！
はめられました。部屋数が足りなかったのか、？宴会場の大部屋に一人、布団をひき一晩過ごすことに。
大部屋ですから、先が見えません、漆黒の闇の中で寝ることになります。
当時の保養所職員は通いですので、
夜は事務所にも誰もいなくなります。
怖くてたまりません。
金縛りにあいそうで寝るのが怖くて、
ずっと布団の中で時間が経つのを待ちました。
うとうとしかけたのは記憶にあります。
すると、いきなり、部屋の備え付け電話が
ジリジリとコールします。
うっすらと目を開け、時計を見たら、夜中の4時前です、
怖くて、微動打にせずにひたすら、母に教えられた般若心経を唱えました。
（幼少時代から心霊現象を口にするのでお札と般若心経を与えられています）
すると、電話は鳴り止みました。
心細く、一睡もせずに一晩過ごしました。
朝食時に、その話をしました。
やはり誰も電話などしていません、
事務所も、誰もいなかったのですから。
携帯電話も普及していない時代です。
だからこそ、この様な出来事はこの世のものとは、思えない様に思います。
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