呪いと一言で言っても人にかけられる呪いもあれば、土地にかけられた呪いもあります。
どちらにせよ興味本位で試すと恐ろしいことになります。
いじめられたことへの怨みはとても強力
学校でのイジメはとても陰湿で残酷なものです。被害にあった子にとっては言葉では言い表せないくらい辛かったと思います。
頼れる存在であるべき先生が我関せずでは解決するのは難しいでしょう。
自ら命を絶ってしまうほどの恨みが非常に強力な呪いとなるのは間違いありません。
人形に恨まれると危険
呪いとは魂の一部分だけを切り離して対象の相手へ飛ばす術式です。
人形や物にも魂が宿ると考えると呪いをかけられるのはなにも人だけではないことが分かります。
言葉が通じるだけ人に呪われたほうがまだいいのかもしれません。
呪いは誰にでもできる
他の話に比べると呪いの被害は少ないものの、不気味というか人間の汚い部分を読んでしまったような気持ちになります。
しかしここまでの異常行動には満たないものの、
嫌いな相手に対して本人のいないところで思いをぶちまけた経験はだれにでもあるのではないでしょうか。
たとえば枕を嫌いな相手だと思って壁に叩きつけてみたり、布団を嫌いな相手に見立ててボールを投げつけてみたりなどなど。
些細な事でも何度も続けるとその念が生霊や呪詛となって飛んでいくことがあります。
自分では無意識のうちに呪いをかけてしまっていることもあるのです。
たったこれだけのことで呪われるの…?
これは運悪く写してはいけないものを写してしまったばかりに呪われてしまった人の話です。
話を読む限りでは危険なところに近づいたわけでもなくただ普通の場所で写真を撮っただけで何も悪いことはしていません。
それなのに災難にあってしまうなんて非常に理不尽ですね。
ただこの場合は呪いにかかったというよりは悪霊に取り憑かれたと表現するほうが正確かもしれません。
自作の呪いが効果抜群だった。だけど…
この話を読めば呪いの本質的な部分が見えてくると思います。
呪いの方法はあくまで形式的なもので、本当に効果があると信じていればどんな方法でもいいのでしょう。あとは
「こうなってほしい」という念です。
このあたりは純真な子供心だったからこそ出来たことなのかもしれません。実際に呪いが成功していたのもの中学2年生までのようですし。
そしてこの話の肝心な部分であり呪いの危険な部分でもあるのが、
呪いは返ってくるというところです。
この人はあきらかに呪われた相手よりも悲惨な目にあっています。それにも関わらず呪いをやめられない。
呪いの病みつきになってしまう、これこそが呪いの一番恐ろしいところなのかもしれません。